ex-TYPIST

元TYPIST,現Therapist(予定)

『MIRAGE』第2号販売開始

早稲田大学の学生有志の方たちが編集・発行している映画批評誌『MIRAGE』の第2号が発売されています。
私は王兵(の、主にBrutality Factory)について論じた文章を寄稿いたしました。

http://cinemirage.co.cc/2011/03/11/%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95mirage-%E4%BA%8C%E5%8F%B7%E5%88%8A%E8%A1%8C/
(↑こちらから購入できます。)
早稲田大学の生協(他大学にも順次配本予定)、早稲田大学戸山図書館にも置いてあるとのこと。
http://wine.wul.waseda.ac.jp/search*jpn/t?SEARCH=Mirage+%3A+%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95


私の原稿の内容について簡単に概要に触れると、王兵の映画にしばしば現れる「入口」というモティーフが、これまでの作品の中でどのような機能を果たしていたか、という視点から、マイケル・フリードの「演劇性」の議論を経由して、映画の「自生性」(ダイ・ヴォーン)と観る者の知覚の問題へと接続しようとしました。
……分かりにくいですね(笑)。

一言で言えば、〈王兵のフィクション作品ってなんか変だけど、それはなんでだろう?〉という問いについて、まとまった考察をしている感じです。

他の記事も充実してます。
アブラクサスの祭』の加藤直輝監督へのインタヴュー、フィルムセンター主任研究員の岡田秀則氏へのインタヴューなど、貴重な記事だと思います。

よろしければぜひお手に取ってみて下さい。