ex-TYPIST

元TYPIST,現Therapist(予定)

MIRAGE三号発売中

早稲田大学文学部演劇映像コースの有志による批評誌、『MIRAGE』の三号が発売中です。

http://cinemirage.hostoi.com/?p=184

「ライブする映画 映画の環境」という二大特集で、しかも四方田犬彦氏、長谷正人氏、市山尚三氏という名前もならんでいるのに300円というご奉仕価格。粛々と映画批評誌業界の価格破壊を推し進めているようです。

学生たちによる論考も力強く並んでいます。

前号に続いて私も寄稿させていただきました。

今回は、映像を見て感じる、「私もそこにいたい」という感覚、またの名を「聖地巡礼」という現象と、映像との関係について考えました。「インターネット上の映像を見ることが、映画を見ることと同じ効果を生むことはできるんじゃないか」というような考えについて仮説的に書こうとしています。

映画とインターネット上の映像が質的に同じということはまあないはずですけど、それでも、映画とそれ以外の世に溢れまくっている映像とをどう関わらせ、あるいは区別していくのかということは、あくまでも(僕の動機としては)これからの映画のことを考える過程として避けては通れないと思いつつ書いていました。

この題材についてはこの先、もっと精度を上げて書き継ぎたいと思っているのですが。

繰り返しますが300円です!ぜひお買い求めいただけたら幸いです!